2023-04-29
こんにちは!彩の国ハウジングセンター株式会社GHCです。
子どもが実家を離れていて、その後、家をどうしようか悩む方は多いことでしょう。
子ども部屋が物置になり、継いでくれるのか処分するべきかの判断がわからなかったり…。
そこで本日は、実家じまいをする予定のある方に事前準備や処分方法を解説します。
近年、社会問題とされている空き家の対策にもなり、将来の子どもの負担が軽減できるので知っておきましょう。
◆実家じまいの方法は?
まずは基本情報の整理として、実家じまいとは何かを確認してください。
また、実家じまいをする理由を確認して、自分に当てはまる状況かも見ておきましょう。
実家じまいの概要
実家に住んでいる両親が亡くなったり、高齢で施設に入ったりすると、実家を使う方がいなくなってしまうということがあります。
そこで、家や土地を売却・処分をすることで引き払うことを「実家じまい」と言います。
「家じまい」という呼び方もあり、自立して家を離れることで、実家を引き継がないケースが多い傾向です。
理由
実家じまいをする理由は様々ですが、最も多かったのは居住者がいなくなったからです。
持っているだけの家と土地では、固定資産税がかかって負担が増えるため、在住しているのが実家でなければ、維持管理が大変です。
また、実家を引き払って、子どもと同居するケースも考えられます。
築年数が古いと建物の老朽化もあり、より安全で快適な暮らしの方へ引っ越すのも1つの理由です。子供が自立して、夫婦だけでは広すぎるため、もう少し手狭なマンションに移り住むというパターンもあります。
家だけではなく、両親の健康のことも考慮すると、実家が不要になるケースがあります。
たとえば急に親が倒れてしまったとき、一緒に暮らさないとすぐに対応できません。
両親と子どもが一緒に住めば、何かあってもすぐに対応可能です。
◆実家じまいの準備
いきなり実家じまいをするのではなく、ある程度の準備が必要になります。
とくに納税は国民の義務なので、相続に関する手続きには気を付けておきましょう。
①実家について話し合いをしておく
実家じまいをしなくても、子どもが継ぐケースが考えられます。
そのため、まずは在住している両親と話し合って、実家をどうするのか話し合いましょう。
もし実家を畳む決意があれば、次に血縁関係者との話し合いです。
たとえば自分自身は実家を畳むのに問題なくても、兄弟は残しておきたい意思がある可能性があります。
思い出の場所があって片付けるのに抵抗している場合は、最大限の意見を尊重しましょう。しかし、住んでいる両親が亡くなってから誰も住まない状態になってしまうと、苦労するのは子どもや孫です。
話し合いした内容に全員が合意するのが理想ですが、譲歩する部分も出てくるので意向を聞き取ることが重要になります。
②財産を把握しておく
親が亡くなった後には、相続の手続きが行われます。
住んでいた不動産だけではなく、預貯金や有価証券など、該当範囲が幅広いです。
しっかり把握しておかないと子どもや孫に負担がかかり、相続税のトラブルになります。
家庭によって確認する量は異なりますが、少なくとも財産がどこにあるのかは把握しておくのが重要です。
たとえば実家以外に不動産を持っていると、相続税の対象になります。
亡くなった両親の財産を把握していれば、相続の手続きがスムーズです。
③住み替えをする
子ども部屋もあって広くした一戸建てでは、高齢の両親にとって不便な間取りです。
2階に上がったり部屋中を掃除をする負担を軽減するために、マンションへの住み替えの準備をしておくと良いでしょう。
手ごろな広さの間取りにしておけば、生活が住み替え前よりも快適になる可能性があります。
また、庭の手入れや階段の上り下りもなくなり、高齢でも利用しやすいです。
注意点として、低層階の部屋が空いていなくてエレベーター無しの物件は避けておきましょう。階段の上り下りの負担をなくすために、エレベーター付きの物件がおすすめです。
◆処分する場合
さっそく実家じまいに取り掛かろうと思っても、どこから手を付けたら良いのかわからないケースがほとんどです。
ここでは実家じまいの方法で処分するやり方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
①実家の処分方法は売却か解体
実家の処分方法は2つあり、売却か解体です。
売却をするときは不動産価値を調べるために、国土交通省の公式サイトにある土地総合情報システムを参考にしてください。
次に不動産会社に相談をして、不動産の状態を見てもらいましょう。
納得のいく価格であれば仲介契約を結び、売却が開始されます。
購入希望者が内覧をして購入の意思が決まれば、条件交渉をして売買契約を結ぶ流れです。
最後に引き渡し日を決めて購入者に引き渡し、不動産会社に仲介手数料を支払えば手続きが終わります。
もう1つは解体で、建物を壊して更地にする方法です。
解体費用がかかってしまいますが、建物の構造で費用が変わります。
1坪当たりの費用で表すと、木造が2万円〜3万円、鉄筋造が3万円〜5万円が目安です。
施工方法や重機が通れるかどうか、人件費などによって費用が大きくなる可能性があります。
また、建物を解体して土地を残すと、固定資産税額が上がるので注意してください。
理由は住宅用地特例が適用外になり、通常の固定資産税額が課されるからです。
固定資産税額は最大で6倍になるので、売却も検討しておくと良いでしょう。
②荷物の処分
荷物の処分は思っている以上に大変で、効率よく作業するためにポイントを押さえておく必要があります。
まずは荷物を不用品回収業者や専門の買取業者などに引き取ってもらうために、遺品を種類ごとにわけてください。
家具や家電など大きな遺品から、本や衣類など小さな遺品まであると思うので、リサイクルのために分別しておくと、業者に買い取ってもらうのがスムーズです。
仏壇や神棚を処分する場合は、神社に相談すると適切な方法で引き受けてくれます。
一般的な家庭ごみの扱いがしにくいものは、専門のところに相談するようにしましょう。
家電の処分になると、家電リサイクル法によって家電小売店に回収してもらう必要があります。
買取業者が引き取ってもらえなかった家電でも、簡単に処分ができて便利です。
パソコンは小型家電リサイクル法に基づき、メーカーや業者に引き取ってもらえます。
処分の仕方は家族間であらかじめ話し合っておくようにしましょう。
残しておくべきものと処分するものがわかるように、この機会に断捨離として、不要なものをわけておくと片付けがスムーズです。
片付けには時間がかかるため、計画的に実行すると良いでしょう。また、ごみ収集の曜日も考慮しておくと、仕分けしたものが効率よく処分ができて家の中がすっきりします。
処分していて判断しかねるものがあると作業が止まってしまうので、保留する箱の中に入れておきましょう。
◆まとめ
実家じまいをしないと空き家になってしまうので、適切な処分方法が必要になります。
財産の把握や住み替えなど、やっておいたほうが良い準備がありますが、話し合いで決めるのが重要です。
実家の処分方法は売却と解体の2つがあり、荷物は計画的かつ適切に処分する必要があるので覚えておきましょう。
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